2023年のビーチハニージュー生はちみつ
収穫年(ヴィンテージ)を見分けやすくするために、みつばちの色を変えて変化をつけることにしました。
このみつばちの色は、収穫の年の女王蜂の色と一緒にしています。養蜂の時にさっと女王蜂を見つけられるように印をつけているのですが、毎年その年の女王蜂の色、というのを決めているんです。
秋(3・4月)に収穫のビーチハニージュー生はちみつは2023年のライトグリーン(濃い緑はみつばちの群れの中では見にくいのでライトグリーン)のみつばちが目印です。
ピコミーレのオーガニック認定 ビーチハニージュー生はちみつ
一般的なはちみつとは全く違う濃厚な美味しさと結晶しにくいのが魅力の、花の蜜ではなく木の樹液由来の甘露蜜と呼ばれるはちみつ。
いつでもトロリとした液状なので使いやすく、香り豊かで深みのある甘みは 個性的なのに、不思議と何にでも合います。
ヨーロッパ、特にドイツではライ麦パンのおともとして広く人気があるそうです。
色の濃いはちみつほどミネラル分が多いと言われていますが、ビーチハニージュー蜂蜜は他の花はちみつと比べ、圧倒的に 豊富なミネラル分 を含んでいます。
びっしりと木を覆う黒い菌類によってミネラルがさらに追加されるのです。
また、地元の大学 Lincoln University での研究で、ニュージーランドのビーチハニージュー蜂蜜は、他のほとんどの花はちみつよりもはるかに 高いレベルの antioxidants- 抗酸化物質 が発見されています。
赤ワインに多く含まれることで話題になった ポリフェノールを多く含む はちみつとして、マヌカはちみつや、タイム(ハーブ)はちみつなどと共に、ニュージーランドのはちみつの中でもトップクラスなのです。
さらに、マヌカハニーと言えば antibacterial- 抗菌性がよく話題にされますが、実はビーチハニージューはちみつにも高い度数の抗菌効果が含まれるのです。
そしてもう一つ、ビーチハニージューはちみつには、他のはちみつより多くオリゴ糖が含まれます。
オリゴ糖には胃腸の働きを助け、 腸内善玉菌を増やす効果があります。
*大腸炎に罹患している人や抗生物質を服用している人に特に有益であり得る、という資料もあります。
ビーチハニージュー生はちみつとの出会い
ニュージーランドの広い空が大好きですが、その空がほとんど見えなくてもお気に入りの場所があります。
ニュージーランド南島の、しかも限られた所にしかない、黒ブナの森です。
木々の幹も枝もびっしりと黒い菌で覆われていて、ひっそりとしたその森の中は独特の香りがして、とても落ち着くんです。
黒い菌から、白い糸状のものが出ているのですが、なんと、これは木の樹液を吸う虫だそうで(私にはいまだに虫には見えずにいるのですが)その樹液の余分が雫となって溢れている蜜を、みつばち達がせっせと集め、巣に持ち帰り、さらに濃縮して美味しいはちみつにします。
それが、世界でも珍しい、貴重な黒ブナ(Black Beech)の甘露蜜、ビーチハニージュー生はちみつ(Raw Beech Honeydew Honey)です。
dewは、デューが日本語表記として一般的なようなのですが、現地の人の発音が絶対にジューと聞こえるので 私たちは初めてこのはちみつに出会った時からハニージューと呼んでいます。
「なんか違う」という感じがして、どうしてもハニーデューとは言えないのです。
ニュージーランドの採蜜を初めて見学させてもらった日、日本とは違う装置とやり方に感動したのですが、ビーチハニージューの採蜜の後に残ったものを一舐めした瞬間「美味しい!」とそれ以上に感動しました。
採蜜装置が洗われてしまう前にと、夫と二人で夢中でキレイに舐めたのでした(笑)
ただ甘いだけではない、深い香りと森の静かなエネルギーに満ち溢れたこのはちみつ。
ぜひお試しください。
そして大好きになって頂けたら、と思います。
完全非加熱の生はちみつ
生はちみつは一般に販売されているはちみつと違い、非加熱、未加工および未濾過のはちみつで、天然ビタミン、ミネラルの宝庫、また抗酸化レベルが高く、体内でビタミンやミネラルを活性化する酵母や酵素が多く含まれており栄養価に優れています。
その中でもピコミーレのはちみつは、「はちみつで一杯になった巣箱を回収→採蜜→瓶詰め→日本へ送る→お客様へお届けする」というシンプルな流れで、ニュージーランドで瓶詰めしたものを日本に送っている、搾りたて、全くの非加熱の生はちみつです。
みつばちが蜜を集めて濃縮させたそのままの美味しさと繊細な香りも味わう事ができます。
安心のニュージーランドAsureQualityオーガニック認定はちみつ
安全な環境と自然に沿った養蜂でオーガニック認定を受けたはちみつです。
元々ニュージーランドの養蜂には厳しい基準が設けられていますが、私たちは、オーガニック認定のために養蜂、養蜂場、はちみつ採蜜、充填倉庫はさらに厳格な基準の下、定期的に監査を受けています。
汚染されていない気持ちの良い場所で、みつばち本来の食べ物であるはちみつと花粉を、自然な形で食べさせ、化学薬品に頼ることなくみつばちを育む:それがオーガニック養蜂。
私たちは安全で高品質なはちみつのためだけではなく、オーガニック養蜂を続けることは、みつばちと地球環境を守ることに直結していると考えています。
*純粋な蜂蜜
みつばちの力を引き出すために分析や工夫を重ね、みつばちにエサとして砂糖水や代用花粉、サプリメントを一切与えていません。越冬には取り分けておいた蜂蜜をお返ししています。
成分はみつばちの集めてきた純粋な蜂蜜のみ。”みつばち”が持つ力を最大限に引き出したオーガニック認定はちみつをお届けします。
*AsureQualityオーガニック認定養蜂の主な規則
- 全ての蜂群の周辺にしっかりとした蜜源があること、逆に汚染物質がないことを監査を受けて確認してもらわなくてはいけない。
- シーズンの終わりには、みつばちが冬を乗り切れるだけの量のはちみつと花粉を巣箱に残しておかなければいけない。
- 害虫・疫病の駆除に、化学薬品の使用は禁止。
- みつばちの活性化のために砂糖、シロップやサプリメントを与えることは禁止。
ニュージーランドでガラス瓶に瓶詰め
ニュージーランドの第一次産業省 MPI(Ministry for Primary Industries)認定の専門充填倉庫でガラス瓶に1本1本丁寧に瓶詰めしています。
プラスチックは特有の匂いなども気になりますし、瓶はガラス瓶が好きです。
リユースできますしね。
我が家では空き瓶も自家製ジャムや食べかけのクラッカーの保存などに大活躍しています。
*混ぜ物なしの安全なはちみつ
ニュージーランドは独自の生態系が保たれているのですが、それは空港や港での検疫の厳しさの賜物と言えます。
自国の養蜂業を守るため、他の国からのみつばちだけでなく、蜂蜜の輸入も一切禁止されています。
そのため、ニュージーランドで瓶詰めされた蜂蜜には、他の国の蜂蜜が混ざる事はありません。
ニュージーランドで瓶詰めされたニュージーランドはちみつは安全なはちみつです。
- ニュージーランドは、みつばちへの抗生物質の使用を法律で禁止している唯一の国。
- 監査・許可を受けた倉庫内でしかはちみつの採蜜ができない。
- トレーサビリティーが義務付けられている。
- ニュージーランドは遺伝子組み換え作物が作られていない。
グリホサート検査済み
ニュージーランドで検査を受け、グリホサート検出されず、という結果が出ています。