2024年シーズンと現在のはちみつの様子
今シーズンは12月下旬から1月中ほとんど雨が降らず乾燥した影響で花々の開花期間がとても短いシーズンで
色が少し濃い、味はやわらかでさっぱりした甘みと酸味のバランスがよいはちみつとなりました。
しばらくは結晶しそうのない、リキッド状です。
結晶前の状態もぜひお楽しみいただきたいです。
収穫年(ヴィンテージ)を見分けやすくするために、みつばちの色を変えて変化をつけることにしました。
このみつばちの色は、収穫の年の女王蜂の色と一緒にしています。養蜂の時にさっと女王蜂を見つけられるように印をつけているのですが、毎年その年の女王蜂の色、というのを決めているんです。
2024年収穫のハイカントリーフローラル生はちみつはライトグリーン(濃い緑はみつばちの群れの中では見にくいのでライトグリーン)のみつばちが目印です。
ピコミーレのオーガニック認定ハイカントリーフローラル生はちみつ
ニュージーランドハイカントリーで採れる、マルチフローラル生はちみつ。
まろやかで成熟した甘みと誰からも好まれやすい繊細な美味しさ、
ほのかにブラックベリー、ブルーボレッジなどの野生の可愛らしい花々の香りを楽しんでいただけます。
すぐに結晶したり長くリキッド状だったり、採蜜の年によってその形状は少しづつ変わります。
年ごとのヴィンテージと、結晶していくまでのプロセスなども、ぜひお楽しみください!
ハイカントリーフローラル生はちみつとの出会い
ニュージーランドハイカントリーとは、ニュージーランドの南島の高地の牧歌的な土地のこと。
養蜂の途中でふと顔を上げたときに目にする景色が美しく何度でも感動してしまいます。
自然豊かなニュージーランドとよく言われていて、その通りなのですが、
一見自然いっぱいに見える景色が実は人の手によって作られているということも、あります。
牧場や畑は、自然なものではありません。
一昔前までは雨が降り草が生えたら羊に食べさせるというのんびりしたものだったと思うのですが
最近ではとても積極的に木を切り倒し土壌を変え草を変え地下水をどんどん汲み上げて散水する酪農場が多くなりました。
化学肥料などの使用量も半端な量ではないようです。
また、クライストチャーチの地震をきっかけに少しずつ人口が増え
交通量が増え、周りに養蜂家も増えてきました。
みつばちを飼うこと事は素晴らしい事なのですが中にはずさんな管理もあって
ダニや病気の感染の心配が多くなりました。
そんな訳で、クライストチャーチ近郊の片田舎でクローバーはちみつを集めてくれていたみつばちも、より安全でよりクリーンなこの気持ちのいい場所に移しました。
より気持ちよく働いてもらっています。
最初は純粋なクローバーはちみつが収穫できないことへの不安もありましたが、 ブルーボレッジ、ブラックベリーの花などの野生の花の蜜の混ざり具合がどの年も違って、どの年も美味しい。まさに天候とみつばちによる芸術品です。
甘みと酸味のバランス。すぐに結晶する年もあれば、長くリキッド状だったり、そこから結晶していく様子。
見事に毎年違うので、毎年その違いも楽しんでいただけたら嬉しいです。
完全非加熱の生はちみつ
生はちみつは一般に販売されているはちみつと違い、非加熱、未加工および未濾過のはちみつで、天然ビタミン、ミネラルの宝庫、また抗酸化レベルが高く、体内でビタミンやミネラルを活性化する酵母や酵素が多く含まれており栄養価に優れています。
その中でもピコミーレのはちみつは、「はちみつで一杯になった巣箱を回収→採蜜→瓶詰め→日本へ送る→お客様へお届けする」というシンプルな流れで、ニュージーランドで瓶詰めしたものを日本に送っている、搾りたて、全くの非加熱の生はちみつです。
みつばちが蜜を集めて濃縮させたそのままの美味しさと繊細な香りも味わう事ができます。
安心のニュージーランドAsureQualityオーガニック認定はちみつ
安全な環境と自然に沿った養蜂でオーガニック認定を受けたはちみつです。
元々ニュージーランドの養蜂には厳しい基準が設けられていますが、私たちは、オーガニック認定のために養蜂、養蜂場、はちみつ採蜜、充填倉庫はさらに厳格な基準の下、定期的に監査を受けています。
汚染されていない気持ちの良い場所で、みつばち本来の食べ物であるはちみつと花粉を、自然な形で食べさせ、化学薬品に頼ることなくみつばちを育む:それがオーガニック養蜂。
私たちは安全で高品質なはちみつのためだけではなく、オーガニック養蜂を続けることは、みつばちと地球環境を守ることに直結していると考えています。
*純粋な蜂蜜
みつばちの力を引き出すために分析や工夫を重ね、みつばちにエサとして砂糖水や代用花粉、サプリメントを一切与えていません。越冬には取り分けておいた蜂蜜をお返ししています。
成分はみつばちの集めてきた純粋な蜂蜜のみ。”みつばち”が持つ力を最大限に引き出したオーガニック認定はちみつをお届けします。
*AsureQualityオーガニック認定養蜂の主な規則
- 全ての蜂群の周辺にしっかりとした蜜源があること、逆に汚染物質がないことを監査を受けて確認してもらわなくてはいけない。
- シーズンの終わりには、みつばちが冬を乗り切れるだけの量のはちみつと花粉を巣箱に残しておかなければいけない。
- 害虫・疫病の駆除に、化学薬品の使用は禁止。
- みつばちの活性化のために砂糖、シロップやサプリメントを与えることは禁止。
ニュージーランドでガラス瓶に瓶詰め
ニュージーランドの第一次産業省 MPI(Ministry for Primary Industries)認定の専門充填倉庫でガラス瓶に1本1本丁寧に瓶詰めしています。
プラスチックは特有の匂いなども気になりますし、瓶はガラス瓶が好きです。
リユースできますしね。
我が家では空き瓶も自家製ジャムや食べかけのクラッカーの保存などに大活躍しています。
*混ぜ物なしの安全なはちみつ
ニュージーランドは独自の生態系が保たれているのですが、それは空港や港での検疫の厳しさの賜物と言えます。
自国の養蜂業を守るため、他の国からのみつばちだけでなく、蜂蜜の輸入も一切禁止されています。
そのため、ニュージーランドで瓶詰めされた蜂蜜には、他の国の蜂蜜が混ざる事はありません。
ニュージーランドで瓶詰めされたニュージーランドはちみつは安全なはちみつです。
- ニュージーランドは、みつばちへの抗生物質の使用を法律で禁止している唯一の国。
- 監査・許可を受けた倉庫内でしかはちみつの採蜜ができない。
- トレーサビリティーが義務付けられている。
- ニュージーランドは遺伝子組み換え作物が作られていない。
グリホサート検査済み
ニュージーランドで検査を受け、グリホサート検出されず、という結果が出ています。