2024年シーズンと現在のはちみつの様子
花の量が極端に少ない上に12月下旬から1月中ほとんど雨が降らない乾燥した環境で、モノフローラルマヌカがほとんど採れない珍しいシーズンになりました。
味は北カンタベリー地区独特の甘味と苦味の絶妙なバランスが良い、「美味しいマヌカ」と言っていただける味。
まだ結晶していませんが、高品質のマヌカの特徴でもある、すでにガラス瓶のなかでジェリー状のようにどっしりしていて、まだ液状なのに瓶を逆さにしても全く動きません。
結晶前の状態もぜひお楽しみいただきたいです。
収穫年(ヴィンテージ)を見分けやすくするために、みつばちの色を変えて変化をつけることにしました。
このみつばちの色は、収穫の年の女王蜂の色と一緒にしています。養蜂の時にさっと女王蜂を見つけられるように印をつけているのですが、毎年その年の女王蜂の色、というのを決めているんです。
2024年に収穫のマヌカ生はちみつはピンクのみつばちが目印です。
ピコミーレのオーガニック認定マヌカ生はちみつ
ニュージーランド原生のマヌカの木の白やピンクの小さな花から採れるはちみつ。ほんのり苦味のある甘さと、独特の風味・香りが魅力。
ミネラルや薬草成分が豊富で抗菌性があり健康をサポートしてくれるはちみつとして世界的にも注目を集めています。
一般的なマヌカハニーを食べて苦手だと感じた方でも、ピコミーレのマヌカ生はちみつを食べて美味しさに驚く方も多く、無理なく朝のティースプーン1杯が続けていただけます。
我が家でもちょっと喉が痛い時、風邪の季節に、娘たちも喜んでせっせと舐めています。
すべての生はちみつには抗菌性がありますが、マヌカハニーはそれに加えて、メチルグリオキサールという特別な抗菌成分を持ち、私たちの体が自分の体を守るのを助けてくれるのです。
また、一般的に色の濃いはちみつほどミネラル分が多いと言われていますが、
マヌかハニーは他のはちみつと比べ、圧倒的に 豊富なミネラル分 を含んでいます。
antioxidants- 抗酸化物質も、他のほとんどのはちみつよりもはるかに 高いレベルが発見されています。
赤ワインに多く含まれることで話題になった ポリフェノールを多く含む はちみつとして、ビーチハニージューハニーや、タイム(ハーブ)ハニーなどと共に、
ニュージーランドのはちみつの中でもトップクラスなのです。
マヌカハニーとの出会い
ニュージーランド原生のマヌカの木は、1000年もの間、原住民マオリ族の人々と初期のヨーロッパの入植者たちに薬用目的で使われてきました。
葉を煮出した熱い蒸気は鼻風邪の治療のために吸入され、樹皮は、うがい薬として、鎮痛剤として、種子は傷の治療に などなどなど。
私たちが初めてニュージーランドを訪れた2003年、すでにマヌカハニーは注目されていましたが、最近ほどのブームになってはいませんでした。
ニュージーランドはちみつの視察も兼ねたニュージーランドでのワーキングホリデーだったので色々なはちみつを食べたものですが、マヌカハニーの感想としては「一味違う!」「ユニーク」そんな感じだったように思います。
昔は長い間全く人気がなく家畜に与えていたという話を聞いてちょっと納得したりして。
その後移住して、独立して、今の環境:ハイカントリーでマヌカを採り始めて、美味しさに驚きました。
この場所で採れるマヌカハニーは、苦味と甘みのバランスが素晴らしく、濃厚な味わいが格別に美味しいのです!
朝のひと匙にはマヌカ生はちみつを選ぶことが多くなりました。
完全非加熱の生はちみつ
生はちみつは一般に販売されているはちみつと違い、非加熱、未加工および未濾過のはちみつで、天然ビタミン、ミネラルの宝庫、また抗酸化レベルが高く、体内でビタミンやミネラルを活性化する酵母や酵素が多く含まれており栄養価に優れています。
その中でもピコミーレのはちみつは、「はちみつで一杯になった巣箱を回収→採蜜→瓶詰め→日本へ送る→お客様へお届けする」というシンプルな流れで、ニュージーランドで瓶詰めしたものを日本に送っている、搾りたて、全くの非加熱の生はちみつです。
みつばちが蜜を集めて濃縮させたそのままの美味しさと繊細な香りも味わう事ができます。
安心のニュージーランドAsureQualityオーガニック認定はちみつ
安全な環境と自然に沿った養蜂でオーガニック認定を受けたはちみつです。
元々ニュージーランドの養蜂には厳しい基準が設けられていますが、私たちは、オーガニック認定のために養蜂、養蜂場、はちみつ採蜜、充填倉庫はさらに厳格な基準の下、定期的に監査を受けています。
汚染されていない気持ちの良い場所で、みつばち本来の食べ物であるはちみつと花粉を、自然な形で食べさせ、化学薬品に頼ることなくみつばちを育む:それがオーガニック養蜂。
私たちは安全で高品質なはちみつのためだけではなく、オーガニック養蜂を続けることは、みつばちと地球環境を守ることに直結していると考えています。
*純粋な蜂蜜
みつばちの力を引き出すために分析や工夫を重ね、みつばちにエサとして砂糖水や代用花粉、サプリメントを一切与えていません。越冬には取り分けておいた蜂蜜をお返ししています。
成分はみつばちの集めてきた純粋な蜂蜜のみ。”みつばち”が持つ力を最大限に引き出したオーガニック認定はちみつをお届けします。
*AsureQualityオーガニック認定養蜂の主な規則
- 全ての蜂群の周辺にしっかりとした蜜源があること、逆に汚染物質がないことを監査を受けて確認してもらわなくてはいけない。
- シーズンの終わりには、みつばちが冬を乗り切れるだけの量のはちみつと花粉を巣箱に残しておかなければいけない。
- 害虫・疫病の駆除に、化学薬品の使用は禁止。
- みつばちの活性化のために砂糖、シロップやサプリメントを与えることは禁止。
ニュージーランドでガラス瓶に瓶詰め
ニュージーランドの第一次産業省 MPI(Ministry for Primary Industries)認定の専門充填倉庫でガラス瓶に1本1本丁寧に瓶詰めしています。
プラスチックは特有の匂いなども気になりますし、瓶はガラス瓶が好きです。
リユースできますしね。
我が家では空き瓶も自家製ジャムや食べかけのクラッカーの保存などに大活躍しています。
*混ぜ物なしの安全なはちみつ
ニュージーランドは独自の生態系が保たれているのですが、それは空港や港での検疫の厳しさの賜物と言えます。
自国の養蜂業を守るため、他の国からのみつばちだけでなく、蜂蜜の輸入も一切禁止されています。
そのため、ニュージーランドで瓶詰めされた蜂蜜には、他の国の蜂蜜が混ざる事はありません。
ニュージーランドで瓶詰めされたニュージーランドはちみつは安全なはちみつです。
- ニュージーランドは、みつばちへの抗生物質の使用を法律で禁止している唯一の国。
- 監査・許可を受けた倉庫内でしかはちみつの採蜜ができない。
- トレーサビリティーが義務付けられている。
- ニュージーランドは遺伝子組み換え作物が作られていない。
グリホサート検査済み
ニュージーランドで検査を受け、グリホサート検出されず、という結果が出ています。